3980.なり
2005/4/17(日) 14:43 獣医世界が変わるには
獣医世界が変わるには、いまだに産業動物の世界の力が
強すぎる農林水産関係から小動物医療は脱却し、サービ
ス業から医療に考えの水準を皆で上げていただくことが
必要だと思います。がぜん物であるペットへの賠償額が
低いのは皆様ご存知でしょうが、その低価格も乱医療が
存在してしまっている原因かもしれません。
動物医療が人間医療のシステムになってしまうと、皆様が
今満足して通っていらっしゃる個人病院なんかは、閉鎖に
追い込まれるかもしれません・・・。
自由診療、自由価格設定である以上、おそらくガイドライン
の統一は無理でしょう。お金儲け中心主義もありですから。
サービス業ですのでそうであっても非難される筋合も
ないのですが。。。
それでもほとんどの先生方(若いよりの)は何かしらの
勉強によりガイドラインにのっとり診療していると信じて
いますが、どうなのでしょうか?でないといまの世の中
若者が開業するのも大変ではないのでしょうか?
ガイドラインが存在しても、症候を話さない、動物たちの
病状に対して、どのようなとっかかりを掴むかどうかに
その後の治療方針もかかわってくると思います。うまく
掴むことができず、症状がしっかり出てしまってから
治療に入る事もありえますし、うまく掴みとんとんびょうしに
治療が進む事もあります。
すみません。うまくまとまりませんでした。
3979.管理人です。
2005/4/16(土) 23:03 獣医療ガイドラインに関する、ある獣医師のご意見
平素皆様の有意義なご投稿に感謝いたします。
また、catty様から当HP「医療者の責務」ページを評価するお言葉を頂戴して嬉しく思います。
さて、そのページでも一部触れておりますが、獣医療における医療水準の確立は重要な課題です。
それに関連していますが、ある獣医師の方が、獣医療ガイドラインについて次のようなご意見を述べていらっしゃいます。
大変有用なご意見と思いますので以下にご紹介いたします。
(ある獣医師が、他の投稿者の次の質問【・動物の医療の苦情を扱う公的相談窓口の有無 ・動物医療のガイドラインの現況、等】に回答した内容です。全文。)
(獣医師の方から転載許可を頂戴しております)
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ガイドラインについて
こんにちは。
まず、公的な相談窓口はないといってもいいと思います。獣医師会などで相談に乗ってくれるとはおもいますが、ガイドラインを確立するための相談窓口にはなり得ません。
そもそも、ガイドラインとは何かという問題もありますが、医療現場ではガイドラインを守らないと医師が責任をとらなければならないのでしょうか?ガイドラインとは指針、手引きであり、ガイドラインを守らなければならない義務は医師には生じません。
医師の責任範囲が守られるためには、ガイドラインうんぬんではなく、いくつかの条件が満たされていることが必要となります。
当然ですが、医師の資格を持っている
原則として、医療提供施設で行うこと。
診療契約上の同意・承諾が患者から得られている。
一定の医療水準のもとで、患者に有益な結果を与えると思われる根拠もって行う。
これは、獣医師でもまったく同じです。
同意・承諾を得る相手が飼い主にかわるだけです。
一定の医療水準がどこにあるかということが問題となりますが、
判例(獣医療過誤・医療過誤)からすると、本人が知っている、知っていないにかかわらず、獣医療界で常識として通用していることとなります。
では、この一定の医療水準=ガイドラインとなるかというと、そうではありません。特に日本では「応召義務」がありますので、一定の医療水準がなくても診察治療をおこなわなければならない義務があります。
(応召義務があるので、一定の医療水準に達していなくても何をおこなってもかまわないということではありません。また、一定の医療水準に近づけるために努力をおこたらないという倫理感が医師・獣医師に必要ということは、いうまでもありません)
医師・獣医師が医療を行うにあたって課せられる義務としての「一定の水準」は、注意義務です。
もし、一定水準の注意義務を怠り問題が生じたならば、それがたとえ医療行為として行われたことであっても、法的な責任をとらなければなりません(医師であれば傷害罪とか・・・獣医師であれば器物破損罪であるとか・・・)。
さらに、適切なガイドラインを確立するのは、飼い主でもなく患者でもなく、医療行為を行う獣医師であるということです。(当然のことですが)
ただ、悲しいかな日本には専門医制度が確立されておらず、そのなかで誰がガイドラインを作成するかという大きな問題も存在します。
ガイドラインを作成する場合も基本原則になりますが、現在「根拠に基づいた医療(獣医療)」を実践していこうという流れにあります。この根拠となるものは、獣医療の世界では10年前の「根拠となっている考え方、知識」のうち半分は
今では「根拠ない考え方、間違った知識」となります。
一定水準を維持、もしくは一定水準以上の医療を提供する施設、獣医師は、日々アップデートをせねばならず、それができていない獣医師が不信感を抱かせる獣医師となっており、今後それらの不信感を抱かせる獣医師が、一定水準とのギャップを埋め、さらにそれを維持できるだけのアップデートを望むことは不可能と思われます。
さまざまな掲示板でいろんな獣医師が相談というかたちでお答えさせていただいておりますが、相談された動物がよりよい生活ができるようアドバイスするのと同時に、飼い主の知識をあげ一般的に知られている範囲を広げ、獣医師の無知への危機感を煽り、また獣医師に対しての獣医療の考え方、最新の医療の紹介しているものと考えています。
本来なら、もっともっと内部から現在の獣医界を変革していかなければならないのですが、遅々として進まないのが現状であり、獣医界に身をおくものとして申し訳なく思っております。
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3978.しーちゃん
2005/4/16(土) 20:52 Catty様
お尋ねの薬は オイグルコン です。
糖尿病ケトアシドーシスの犬に適用は期待できないと考えられているようです。
詳しくはHPリンク、動物病院関連機関の 判例に学ぶ からご覧下さい。日本獣医師会雑誌で詳しく解説されています。
真依子ちゃん、12月27日まで活動性に変化なく愛されて暮していました。躾の行き届いた近所でも評判の美人でした。
それがどうして 血糖値300台を確認しながら区で1、2を争う大病院が適切に処置出来なかったのか、それを思うと無念でなりません。
危機感、、、一口にそうはいっても立場により様々なのでしょう。判決当時は 勤務獣医師が訴えられたらどうするか、が若手の間で話題になったようです。訴訟が身近に迫る明日は我が身の危機感、また、掲示板黄金期(?)獣医師アドバイスに見る医療ミスの日常性に先達獣医師を覆う危機感。
いずれにせよ 変化を引き寄せたいと願うものです。
3977.Catty
2005/4/16(土) 18:31 行政の取り組み
そうですね。このHPのコンテンツにも”行政の取り組み”についての情報が掲載されています。その内容によりますと、すでに”獣医療行政の動向として、平成16年10月1日に農林水産省消費・安全局衛生管理課に小動物獣医療班が新設されました。”という状況のようですので窓口はあることになります。
実際に状況を変えていくためには、行政に対する働きかけは必要だと思います。
最近追加されたコンテンツの医療者の義務も、医療裁判の判例がまとめられていて非常に参考になる内容だと思います。
3976.めお
2005/4/16(土) 17:31 記事について。
しーちゃんさん 内容の紹介ありがとうございます。
私は入手できないので内容がわかって嬉しいです。
いろいろ思うところはありますが、
以前アンケートの感想でウィッチドクターさんが書かれていた事を思い出しました。
問題点を洗い出して、飼い主と獣医師が一緒になって行政に働きかける事が必要と。
飼い主・獣医師・双方の立場から一緒に考え、行政に訴えていくことができたら大きく前進するのかもしれない。
飼い主は自分のペットを守るために、獣医師はミスや過誤を無くすために、その体制作りをしていく事が必要ですよね。
良い方法は思いつきませんが…すみません。
危機感を感じているものが動くしかないのだけはわかりますが…。
ごめんなさい。上手くまとまりません…。
3975.Catty
2005/4/16(土) 17:23 記事の要約有難うございます
しーちゃんさん、いつも有難うございます。読み応えのある記事だと思いました。
ところで、
”訴訟手段に出た過程で「インシュリンを投与しなかったばかりか犬には禁じられている薬を経口投与していた」「自宅にいるとき真依子ちゃんが吐いていた処方食を、入院後も与え続け、『食べさせては吐かせる』を続けていた」といった診療体制があきらかになった。”と書き込みにありますが、”禁じられている薬”とは具体的に何かお分かりになりますでしょうか?
「獣医師をめぐる環境の構造的な欠陥」も興味深い指摘ですね。
高度医療に対応している病院は数少ない為、獣医師が一人で抱え込んで医療過誤を起こしてしまう図式があるということですが、先にも述べられているように、「飼い主に理由を説明して、高度医療や専門的な医療を行っている病院を紹介する」という手立てがあるにもかかわらず、それを恣意的に行なわない場合も多々あるのではないかとこれまでお聞かせいただいた多くの事例から、そのようにも思います。
「獣医師に対する社会の評価が厳しくなっていくなかで、本人としては誠実に対応しているつもりなのだが、求められる医療水準に達していないために訴えられるというケースが増えてくると予想されます。」とありますが、このあたりの獣医師側と飼い主側の意識のギャップも問題なのでしょうね。
ラブママさんの件、気になります。8歳という年齢は、まだ”高齢”の部類ではないと思いますが.犬種によって差があるということでしたら、私の無知をお赦し下さい。後日MRIを受ける予定であったとのことですが、レントゲンを撮る必要性というものはどの程度あったのでしょうか?決してご自分をお責めにならないでいただきたいと思います。
3974.しーちゃん
2005/4/16(土) 2:04 ドッグワールド 獣医師の意見
「獣医師をめぐる環境には、構造的な欠陥がある」との見出しで獣医療過誤裁判に対する獣医師の見解も掲載されています。
これまで獣医療過誤事件は、獣医師の側に明らかに倫理的な問
題がある場合に、飼い主から訴えられるというケースが中心でした。
しかし今後は、獣医師に対する社会の評価が厳しくなっていくなかで、本人としては誠実に対応しているつもりなのだが、求められる医療水準に達していないために訴えられるというケースが増えてくると予想されます。
私は現在の獣医療をめぐる環境には、構造的な欠陥があると思います。内科、外科といった担当分野を掲げている人の医師とは異なり、獣医師はさまざまな疾患に対応できなくてはなりません。またプライマリー・ケアから高度医療まで、求められるレベルも幅広くなっています。こうした要求に全て応えることは、獣医師としては困難といえます。
本来ならば、自分が手に負えないことについては、「飼い主に理由を説明して、高度医療や専門的な医療を行っている病院を紹介する」といったことが重要なのですが、獣医療の場合、高度医療に対応できる病院は、人の病院に比べて今はまだわずかです。そのため個人病院ですべてを抱え込んでいまい、医療過誤を起こしてしまうといったことになりかねないのです。この構造的な欠陥を改善しない限り、獣医療過誤はなくならないでしょう。
獣医師個人の技量の向上については、獣医師会などが講習会を実施しています。しかし不勉強な獣医師はこうした講習を進んで受けようとはしません。残念な言い方ですが、獣医師の技量を上げるには、獣医療過誤訴訟がもっと増えて、寿医師が危機感を持つような状況にならないと難しいでしょう。以下略
しーちゃん
とりあえず気になる部分をピックアップして紹介しました。
興味のある方は是非全文を読んでみていただきたいと思います。おススメです。
3973.しーちゃん
2005/4/16(土) 1:33 ドッグワールド
下の書き込みに続けて
「裁判だけでは獣医療過誤の問題は改善されない」という真依子ちゃんの飼い主高田さんの言葉を紹介した上でドッグワールド誌では 最後にこのように結んでいる。
獣医師法には
「獣医師道に対する重大な背反行為、、もしくは獣医学に関する不正の行為があった者、または著しく徳性を欠くことが明らかな者について、農林水産大臣は、獣医事審議会の意見を聴いて、免許の取り消しや、期間を定めた業務の停止を命ずることができる」という内容がある。だが当該動物病院は、敗訴後も免許の取り消しや業務の取り消しを命じられることもなく、今も開業している。
「被害者がたとえ裁判に勝ったとしても、それによって問題のある獣医師が淘汰されなければ、次なる被害者を生み出してしまうことになります。これでは状況は何も変わりません。獣医師を監督指導できるのは行政ですから、行政には強い意識を持ってこの問題に臨んでいただくように求めたいですね」
獣医療過誤裁判の風向きは変わりつつある。だが被害者である飼い主の訴えは、まだ十分に社会に届いているとはいえない。
3972.しーちゃん
2005/4/16(土) 1:09 ドッグワールド 真依子ちゃん
ドッグワールド入手しました。
メディアで取り上げられる機会の多い真依子ちゃんですが今回は従来に比べ 更に踏み込んだ内容のように感じました。
判決文だけでは読み抜けない実情が浮かび上がります。
旅先途中受診の病院でインシュリン投与を薦められ、急遽旅行
を取り止め、改めて行った4年来のかかりつけ院長の診断は「治療するほど悪くありません。自宅での食餌療法で充分でしょう」と。しかし『処方食を朝までに6回も吐き続ける』真依子ちゃん。
翌日年末も押し迫った29日、真依子ちゃんは検査入院する。30日モニター越しに比較的元気な姿を確認するも更に翌31日からは院長が旅行不在で後は若手に一任とのこと。
飼い主の「インシュリンを使わなくていいのか」の疑問に代診からは詳細な方針説明はなかった。
年明け2日、転院を決意し迎えに行くと既に真依子ちゃんはぐったりとしており、飼い主の呼び掛けにも答えられない。そして悪夢の3日を迎える。糖尿病悪化による多臓器不全だった、、、
「いったい病院に預けている間に真依子に何が起きたのか。病院は真依子のために何をしてくれたのか」
飼い主高田さん夫妻はそれを知りたいと思った。しかし不信感を警戒した院長は態度を硬化させ、「出来るだけのことはした」と繰り返したうえ、カルテ提出の求めに 椅子を床にたたきつけカルテをぶちまけたという。
訴訟手段に出た過程で「インシュリンを投与しなかったばかりか犬には禁じられている薬を経口投与していた」「自宅にいるとき真依子ちゃんが吐いていた処方食を、入院後も与え続け、『食べさせては吐かせる』を続けていた」といった診療体制があきらかになった。
3971.管理人です。
2005/4/15(金) 12:15 雑誌記事紹介
獣医療過誤問題を総合的に論じている雑誌記事がありますので紹介いたします。
記事名:「ドッグ・ワールド」 5月号
題名:「獣医療過誤」(法律トラブルの現状)
105〜109ページ
発売日;2005年04月14日(木)
発売元サイト
「Dog World」
URL:http://www.office201.co.jp/DogWorld/index.html
成美堂出版
この記事は、スピッツ真依子ちゃんの裁判事例等を取り上げながら獣医療過誤について論評しています。
大変有用な記事だと思いますので紹介いたします。
3970.オスカー
2005/4/14(木) 17:05 麻酔について
なるほど、大変参考になりました。やはり、予測するのはなかなか難しいのですね。今回うちのネコがお世話になったベリー先生は、私の質問(もう、本当にインターネットで調べたらこんなことが書いてあった、こんな可能性も?などというレベルの質問)にも根気よく付き合ってくださり、大変初歩的な事柄も、丁寧に教えてくださったので、はい、失礼のないように、聞いてみたいと思います。ベリー先生、他の病院から移されてきた脳神経系に問題ありの動物たちを専門に見てらっしゃるようですが、?様の指摘にあるように、今回の件に関しては「あまり一般的とは言えないケースですね」とのことでした。(ちなみに、診察をお願いしたわけではない、知り合いの獣医さんも、プライベートな会話(電話)で、20年でたった一回こういったケースにあったけど、正直言ってほんとわたしもパニックだったと言ってました。)ピュアブレッドうんぬんについて、真偽のほどはわかりませんが、少なくとも私の知る限られた地域(カリフォルニア、ニューヨーク、ポートランド)しかも、庶民的な地域にしかおりませんが、ピュアブレッドはほとんど見かけません。友人とよく話しますが、日本にいたとき、近所のスターバックスでよく耳にした会話は「どこのブリーダーさん?」とか「、、ブリーダーさん?」といったものでしたが、ニューヨークで妹の犬をドッグ・ランに連れて行くと、ほぼ決まって「どこのシェルターから?」と聞かれました。(実際シェルターから引き取ってきた犬ではありますが。)ピュアブレッドは比率的にはやはりかなり少ないという印象を受けます。(五番街に住んだら話は別かもしれませんが。)専門化されてるというのも善し悪しで、それこそ、いい場合もあればそうでもない場合もあるのしょうね。日本では、立派な設備が整っているわけではない近所の獣医さんにお世話になりましたが、とても温かみのある雰囲気が大好きでした。カリフォルニアで最初に見てもらった先生は「システマティックに行きましょう」とか言って、いきなり猿ぐつわのようなものをつけて、爪をバチッ、バチッと切っていきましたから、「ちょっと、ちょっと!」と思いまいした。本当にケース・バイ・ケースなのでしょうね。
オスカーですが、少し元気になってきているように思います。頭を壁に押し付ける、ぐるぐる旋回するといった行動も極端に減り、食欲も出てきました。(目と後ろ足は相変わらずですが。)とにかく、あきらめずにがんばろうと思います。
麻酔やstroke のお話どうもありがとうございました。
3969.?
2005/4/14(木) 14:46 何度もすみません
ヘリカルCTの話
そのspecialistの診察で何を疑うかで違いますし、無麻酔下のCTの情報が必要なほど緊急を要する状態ではないとの判断であったりして行わないのかもしれません。
アメリカですから質問すればきちんとした回答がいただけるのではないでしょうか。
もしCTを撮ったとしても脳室の状態や、ある一定の時期の出血像しかわからないので、麻酔下でのMRI撮影に比べれば情報量としては非常に少ないです。
ただそういった検査方法もあるという情報提供です。
ちなみに私は趣味で調べているに過ぎず、なんの資格もない町の獣医さんです。
そちらのspecialistに失礼のないよう聞いてみてください(ここら辺が日本人です)
オスカーさんのその後の経過や診察時のお話を注目していますので、がんばってください。
他に眺めている獣医さん達も明日はわが身かもしれませんし、なかなかあちらのspecialistの診察を実際の患者さんから聞く機会はないので、何か書き込んでみてはよいのではないでしょうか?
(若造が失礼しました。苦情を背負って書き込む程の根性もないので、その際にはまた黙って覗かさせていただきます)
3968.?
2005/4/14(木) 14:22 すみません人がきたもので
中途半端に入れてしまいました。すみません。
つづき
「脳卒中」の範疇に「頭蓋内出血(脳内・クモ膜下腔を含む)」「脳梗塞(血栓・塞栓を含む)」「一時性脳虚血」が含まれます。
このような広範囲の物を診断名として使うとすれば「肝臓腫大」「前立腺肥大」「脾腫」と同様で治療の方向性が決まっていない状態です。
>やはり予測するのは不可能なことなのでしょうか?
大脳疾患からの症状であると仮定してお話すれば、大変申し訳ありませんが、麻酔をかける前から判断するのはわたしが知る限りでは難しいと思います。
他の「血圧が落ちた」や「換気不全」よりさらにレアケースです。
普段麻酔をかける説明の時には一応お話しするようにしています。(高齢の子には特に)
ただ若い子の場合は話しだけするという感じです。
下の訂正
麻酔明けに「異常」を起こすわけではないので(書き忘れです)
3967.?
2005/4/14(木) 13:53 チワワさん
そのチワワさんは、他の動物病院で捻挫との診断を受けたが3ヶ月治らず来院。
右前肢破行(測定過大)、右前後肢固有受容感覚の低下にて大脳疾患を疑い大学へ紹介
一応、念のため飼い主さんには「麻酔覚醒後に神経症状がひどくなるかも」とは伝えましたが、こちらとしてはそれほど危険性は考えていませんでした。
鎮静剤の中には痙攣を起こす閾値を下げる効果のあるものもあったりしますので、鎮静剤。麻酔薬の選択を間違いないようにすることはしますが、予想するのはむずかしいですね。
実際、MRIで頭蓋内疾患の診断を受けた子がすべからく、麻酔明けにを起こすわけではないので。
術前術後にステロイド入れたり、脳圧降下剤を入れたりする事もするケースはありますが、これはある程度診断できるほど明確な臨床症状を伴っている場合に限ります。
strokeの話
私はとても英語が得意なわけでも、翻訳をしたりするわけではないのですが、神経病を興味もって調べている際に子の言葉が出てきます。
一応、日本語訳は「発作」「卒中」となります。
この言葉からは「診断名」とはいえない感があります。
たとえ「脳卒中」とした場合でも、「突然おこる脳神経系の発作」であって、その範疇に「頭蓋内出血(脳内・クモ膜下腔を含む)」「脳梗塞」
3966.オスカー
2005/4/14(木) 2:13 ?様
度々すみません。ラブママ様のいう「麻酔ミスなの?飼い主のミスなの?」という気持ちが痛いほどわかります。こうした麻酔時のトラブルというのはもちろん検査の数値、体温などがいかに正常であっても、起こりうるようですが、やはり予測するのは不可能なことなのでしょうか?飼い主としては、やはり(ラブママ様が、もっとつらい状況の中で、獣医さんの努力を認めつつおっしゃっているように)責任転嫁したくなっているのかもしれませんが、手術の直前まで元気だったネコが変わり果てた状態になってしまったという現実にショックを隠せません。答えづらい質問かもしれませんが、もし?様の経験から、その点についても少し教えていただけると、大変参考にになります。(あ、お時間があればで結構です。)
3965.オスカー
2005/4/14(木) 1:52 ?様
貴重なアドヴァイス感謝いたします。stroke というのが症状であるといった認識もなく、ドクターの説明を必死で聞いていましたが、そうなんですね。どのような麻酔を使用していたのか、あるいはヘリカルCT での検査についても尋ねてみようと思います。?様はチワワで同様の経験がおありなのですね。大変参考になりました。正直、藁にもすがる思いで、この掲示板にたどり着きました。ありがとうございました。
3964.?
2005/4/13(水) 23:35 訂正
プロポフォール麻酔下→プロポフォール導入、イソフルレン麻酔維持下
の間違いでした
3963.?
2005/4/13(水) 23:31 獣医ですが
臨床経験10年の開業医です。(ウィッチドクター様からみれば未熟な獣医ですが(笑))
私なりの意見を少々。
アメショの水頭症をたまにみます(猫にしては多い感がありますが)もし、麻酔にケタミンなど使用していたら影響はでますよね。
落ち着いたら無麻酔下でヘリカルCTで検査してみたらいかがでしょうか?(もしくはあまり動きのない今の方がよい?)
私が見ていたチワワさんは、プロポフォール麻酔下にてMRI撮影後同様な状態になりました。
ちなみにそのこの診断結果は、脳室拡大+GME(の疑い)でした。(大脳の左半分の広範囲に占拠性病変あり)
今は投薬を続けながらも2ヵ月後にはほぼ元にもどり、現在も日常生活を取り戻しています。(治りはしませんが)
いずれにしても、大脳疾患の可能性は残ります。
(そのチワワさんも、他の獣医さんで大脳疾患の可能性も示唆されなかったそうです)
また、stroke(卒中)は症状をいうのでは?
脳疾病名(原因)は脳梗塞や頭内出血で、後遺症が残る可能性が高い状態をさすと日本語では認識してしまいますが。
もう一度、そのspecialistに相談してみるのもひとつの方法なのではないでしょうか?
strokeに反応している方が少ないので書き込んでみました。
まぁ、つたない経験の獣医師ですので攻撃はご遠慮します。
オスカーさんの子もよくなるといいですね。
そういう子の世話は精神的にも、肉体的にも大変でしょうが、思いは伝わると思います。がんばってください。
3962.チワワパパ
2005/4/13(水) 17:03 麻酔はこわいですね
ウイチドクターさん基礎的な麻酔方法の説明ありがとうございます。
また、キシラジン使用が脳虚血のリスクを高めることもわかりました。
(α-2アドレナリン作動性トランキライザ類(alpha-2-adrenergic agonist tranqilizers)キシラジン(xylazine)
・薬効
キシラジンおよびメデトミジンは,強力な鎮静薬である。ある種の動物種にとっては催眠薬である。
これらの鎮痛作用は種差がある。しかし,たいていの動物で軽度から中等度の鎮痛を生じる。
キシラジンおよびメデトミジンは,ほとんどの麻酔薬の作用を増強する。
・副作用
これらの薬剤を高用量投与すると心血管および呼吸抑制が生じ,ある動物種においてはキシラジン投与後に心臓不整脈が現れるであろう。
キシラジンは,バルビツレートと併用した場合に,重篤な呼吸抑制を起こす可能性がある。
(以上麻酔薬サイトより))
ところで、低酸素性脳虚血後にけいれん発作の後遺症が残った症例ではさぞ苦い思いをお持ちだと推察します。もっともその当時には酸素飽和度測定器が一般的に普及していなかった時期でしょうから同様の例は全国で多かったと思われます。なかなか表立って書けない事だと思いますが大変参考になります。
しかしその後環境を整え、五感と機械監視を駆使して万全の体制を敷いていることは素晴らしいと思います。
さて検査のための麻酔と、手術などのリスクのある時の麻酔では、方法論はほぼ同じだと思いますが、注意の点では検査麻酔がより慎重であるべきだと思います。麻酔死になってしまったら検査の目的と利益が消失してしまいます。
ところで挿管されていれば呼吸抑制による呼吸停止は起こりえないはずですし、呼吸微弱時に挿管することが可能です。これらはいわゆる教科書的な常識だと思いますので、それ以外の状況下にあったということを示唆します。鎮静剤投与後監視の目を離したという可能性は当たらずとも遠からずではないでしょうか。
ラブママさんが飼い主のミスなの?と自問するくらい、現在の獣医療状況が不完全である現実を憂うばかりです。
ご自分を責めることはどうかなさらないでください。
さて私の監視役の人は今度はどんなお名前でくるのかな。ちょっと三言?はたまた、たまにまれに見るちょっと通りすがり、か。
3961.ペーター
2005/4/13(水) 14:41 専門をもっと明確に・・・
このHPを初めて、拝見させていただきました。
数年前になりますが、私の体験記を記します。
数年前、妻と2人で桜文鳥(生後3週間位)をペットショップで購入しました。
最初の1週間位は元気だったのですが、段々食欲が無くなり、近くの動物病院に電話連絡し文鳥を診れるか確認した後、病院に連れて行きました。診察室に入ると、先生らしき人が、文鳥を触るでもなく見てるだけで、状態を色々聞いてくるだけで・・・。最後には、そこら辺の本屋さんに売ってるような本を取り出し、「ソエです。暖かくしておけば治りますよ。」とだけ言われました。そこで、室内を暖かく(35℃位)して、回復を待ったのですが、良くなるどころか、ますます悪くなってるように見えて、病院に電話して確認したところ、「薬を出しますので、明日取りに来てください」とのこと。診察してもらえませんか?と聞いたら、「明日見ます。」とのこと。
そこで、購入したペットショップに連絡し、「病院を知ってるので、連れてきてください。」とのことで、すぐに連れて行ったのですが、病院に着いた途端に・・・帰らぬ命となってしまいました。その病院で死因を診てもらったら、ソエではなく細菌性の病気ということでした。
初めて飼った文鳥で、色々無知な点が私にもあったことは認めます。
しかし、診れない動物を診れるといい、しかも本を片手に診察し誤診までして・・・悔やむに悔やめません。
今後、私と同じような経験をされる方がいらっしゃらいように、動物病院の専門をもっと明確にし、診察できない動物は、「診れません。」とハッキリした対応を是非御願いします。
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