愛犬が生後4ヶ月で来てすぐ、これからの成長を管理する目的でこの動物病院を受診しました。
私はこの動物病院に、別の犬の治療や相談などで10年間にわたり月平均4〜6回受診していました。獣医は、「健康は日頃のケアと予防から」をモットーに予防医学と飼い主自身が行うホームケアとホームクリニックの指導に重点をおいていました。
私もそれに応えるべく、獣医と信頼関係を築くためにあらゆる努力(例;獣医の求めに応じて処方薬の安全性情報提供、また手術の英語文献提供)をし、最善の治療ができるように協力を惜しみませんでした。
今回も、育て方、医学的知識、起こりえる問題の回避、等、持てるすべての情報を提示し、獣医と密に意見交換して抜歯手術を決定したのです。
私は適切な手術手技を求め、獣医はそうすると答えました。
そして手術リスクについて「99%は大丈夫です。しかし残り1%はあるので気をつけますよ。」と言いました。
手術の持つ危険性を認識すると言いながらも、実際には注意を払いませんでした。ミス後の説明がその状況を如実に物語っています。
獣医:「ちょっと目をはなした隙にふと見たら呼吸が止まってて あれぇって」
「先生、術中持ち場を離れたということですか?」
獣医:「いや、器具を手入れしてたので」
丁寧かつ慎重な手術をお願いしますと頼んだにもかかわらず、目をはなしました、心電図モニターを怠りましたなどと、よくもいえたものです。
手術場に心電図モニターはあったのです。
私が獣医との関係に費やした労力は何であったのでしょうか?ミスを犯したうえにさらに嘘をつくとは!!
ミス翌日、院長の医療理念について問うたところその口から出たのは、
「飼い主は皆あなたのようにお金をいくらかけてもいいという人ばかりではない!」
という言葉でした。
私はその意味をその後考え続けていますが、いまだ答えは見つかりません。
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いつもと同じように麻酔をかけた結果今回のミスを犯したということは、いつも十分な管理をしてこなかったということです。危機感もなく漫然と麻酔行為を行った結果です。しかも、事前に十分に準備できる予定麻酔でさえ確実にこなせない能力では、救急蘇生の能力も持ち合わせていないと言わざるを得ません。
全身麻酔時の全身管理では、
・呼吸マスクまたは気管内挿管
・点滴確保
・酸素投与(準備)
・心電図装着
・酸素飽和度計
は、基本的な必須項目です。
さらに術者は、各種モニターの性能を熟知する必要があります。機器自体は動物の生理的変化を感知して警告を発するだけにすぎません。警告の意味と対策を知って適切な判断を下せなければ、無用の長物となります。
機器はあくまでも全身状態を判断する補助装置に過ぎません。五感による判断を基本とし、モニターを使いこなせるだけの能力を備えるのが術者には求められます。そしてモニターは形式的に装着するのではなく、確実に異常を監視できるような準備と設定が必要です。
担当獣医は、私がその基本的管理を要求していることを十分承知していました。
心電図もつけずに全身麻酔をかけることが獣医の世界で通用することは、驚きを通り越してあきれるばかりです。
今後、適切な医療をするかどうか、獣医のモラルが問われます。
もし手術を受ける時は、麻酔方法、手術のリスク、モニター管理体制などを十分確認してください。
すべての獣医が普通の麻酔をできるとは限りません。
私たち飼い主は、今後もしっかりと監視していきます。
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